編集が終わった動画をクライアントに見せる際、可能であれば試写室などで直接確認をしてダメ出しをもらうのが理想です。細かなニュアンスが伝わるからですが、そうはいかない場合、動画ファイルを送って確認してもらう場合がよくあります。
遠隔地のクライアントと動画チェックを行う際には、スムーズなコミュニケーションを図り、確認作業を効率化することが重要です。以下に、具体的な方法をいくつか挙げて説明します。
動画確認作業 を効率化するための5つの効果的な方法
1. YouTubeの限定公開を使って確認を取る
YouTubeの限定公開機能を使えば、クライアントのみがアクセスできるように動画を共有することができます。この方法は、クライアントが動画を簡単に視聴でき、URLを共有するだけで確認が可能です。
手順:
1. 動画をアップロード:YouTubeに動画をアップロードし、公開範囲を「限定公開」に設定。
2. URLを共有:限定公開のURLをクライアントにメールやメッセージで送信。
3. フィードバックを収集:クライアントからのフィードバックをメールやチャット、電話で受け取る。
メリット:
- クライアントはYouTubeにログインせずにリンクをクリックして視聴可能。
- 動画の解像度や再生のスムーズさをリアルタイムで確認できる。
- 修正版動画の投稿は無制限に可能。なので、ファイルに連番を振ることでバージョニングの管理がしやすい。
2. Vimeoのレビュー機能を活用
Vimeoには、動画にコメントを直接追加できるレビュー機能があります。クライアントが具体的なタイムコードにコメントを残せるため、フィードバックが正確で効率的です。
手順:
1. Vimeoに動画をアップロードし、レビューリンクを作成。
2. クライアントにリンクを共有。
3. クライアントは動画を視聴し、タイムライン上に直接コメントを残す。
4. そのコメントに応じて修正箇所を確認、対応する。
メリット:
• クライアントがフィードバックを動画の特定のタイムコードに合わせて残すことで、的確な修正が可能。
• 修正箇所がわかりやすく、メールでのフィードバックよりも誤解が少ない。
3. GoogleドライブやDropboxを使った動画共有
GoogleドライブやDropboxなどのクラウドストレージサービスを利用して、クライアントに動画ファイルを共有します。これにより、クライアントはファイルをダウンロードしてオフラインでも確認可能です。
手順:
1. 完成した動画ファイルをクラウドにアップロード。
2. リンクをクライアントに共有。
3. クライアントがダウンロードし、確認。
メリット:
• 高解像度の動画ファイルも手軽に共有可能。
• クライアントが時間を問わず、オフラインでも確認できる。
4. ビデオ会議ツールを使ったリアルタイム確認
ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議ツールを使って、クライアントと一緒に動画をリアルタイムで確認する方法もあります。この方法では、即座に意見交換ができ、スムーズに修正箇所を決めることができます。
手順:
1. ビデオ会議を設定し、クライアントと日時を調整。
2. 会議中に画面共有機能を使い、動画を再生。
3. クライアントがその場でフィードバックを行い、リアルタイムで修正点を確認。
メリット:
• クライアントとリアルタイムで意見交換が可能。
• 誤解や手戻りを防ぎ、その場で細かな調整ができる。
5. フィードバック用のGoogleフォームを使用
Googleフォームを使って、フィードバックを整理するための質問リストを作成し、クライアントに記入してもらう方法も便利です。これにより、フィードバックが一元化され、効率的に確認・対応が可能です。
手順:
1. Googleフォームでフィードバック用の質問リストを作成(例:修正箇所、満足度、具体的な指示など)。
2. クライアントにフォームのリンクを共有。
3. クライアントが動画を確認後、フォームにフィードバックを記入。
4. そのフィードバックを基に、修正点を整理して対応。
メリット:
• フィードバックが統一フォーマットで集まり、管理しやすい。
• クライアントの意見が明確になり、漏れなく修正点を把握できる。
まとめ
遠隔地のクライアントと 動画確認作業 を行う際は、YouTubeの限定公開やVimeoのレビュー機能、クラウドストレージの活用、ビデオ会議ツール、Googleフォームなどを利用して、フィードバックを効率的に収集することがポイントです。
これにより、クライアントとのやり取りがスムーズになり、確認作業や修正作業が迅速に進行します。
私の場合は、ほぼ毎回YouTube限定公開で対応しています。注意するのは、限定公開を選択し間違えないこと。納品が終わったらファイルを削除すること。間違えると守秘義務違反に繋がり危険です。