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「問い」を楽しむ力を磨こう!『 問いの編集力 』を読んで得た発見

みなさんこんにちは、フルタニです!

今日は、知的好奇心をくすぐる一冊、安藤昭子さんの『問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する』について語りますよ!

この本、哲学や「問い」について深く考えたことがある人にはもちろん、普段は考えないけどなんか面白そう!って思う人にもオススメです。というわけで、難しそうな内容をできるだけ親しみやすく解説していきますね。

「問い」を楽しむ力を磨く一冊:『 問いの編集力 』を読んでみた!

「問いの編集力」とはどんな本?

一言で言うと、「問い」をテーマにした哲学的エッセイです。ですが、堅苦しい講義のような本ではありません。著者の安藤昭子さんが、師である松岡正剛さんの「編集工学」をヒントに、「問いとは何か」「どうすればより良い問いを生み出せるか」を掘り下げています。

ポイントは、「問い」を単なる「質問」ではなく、世界や自分自身を深く掘り下げるための入り口として扱っている点です。普通の生活の中では、当たり前すぎて気にも留めないことを、ちょっと別の視点から見るだけで新しい発見が生まれる。その感覚を育てるためのガイドブックのような内容です。

ここで重要なのが、著者と松岡正剛さんとの関係です。松岡さんは、編集という概念を学問として体系化した「編集工学」の提唱者で、日本文化や思想を新しい視点で解釈することに長けた人物です。

安藤さんはその弟子にあたり、松岡さんからの影響を受けつつ、自身の視点で「問い」についての探究を深めています。本書の中には、松岡さんの言葉や編集工学のエッセンスが随所にちりばめられており、師弟関係の深さを感じさせる内容になっています。

哲学っぽいけど難しくない?

正直、冒頭は少し難しく感じるかもしれません。「注意のカーソル」とか「伏せて空ける」といった専門的な表現が出てきます。でも読み進めると、それらの表現が示していることが少しずつわかってきて、「ああ、なるほど!」と思える瞬間が増えていきます。

たとえば、こんな一節が印象的でした:

「問いとはこれまで出会えていなかった自分に出会うこと。」

どういうこと?と思いますよね。でもこれって、普段何気なく見ている景色や物事を、ちょっと違う視点で見ることで「こんな考え方があったのか」と新しい発見に出会える、ということなんです。

印象に残った「問い」のエッセンス

この本には、「問い」を紡ぐためのヒントがたくさん詰まっています。その中でも特に私が「おおっ!」と思ったポイントをいくつか紹介しますね。

1. 「好奇心は炎だ!」

安藤さんは、好奇心を「炎」にたとえています。その炎を燃やす燃料は「知識」や「記憶」、さらには「注意」や「関心」だといいます。現代では、デジタルネットワークがその燃料を奪ってしまっているため、私たちの好奇心の炎が燃え盛りにくくなっているのだとか。

これを読んで思ったのは、SNSや動画に流されすぎないで、たまには自分で考える時間を持つのも大事だな、ということ。

2. 「未知」に出会うには「越境」が必要

未知の世界に出会うためには、ちょっとした「越境」が必要だと書かれています。これは、普段の自分の枠組みや考え方を少しだけ超えて、新しいものに触れること。たとえば、普段は見ないジャンルの本を手に取ってみるとか、新しい趣味に挑戦してみるとか。

こういう一歩を踏み出すことが、自分の中に眠っている「問い」を引き出すきっかけになるんですね。

3. 「問い」が人生を変える

最終的に、問いを持つことそのものが、私たちの生き方や世界の見方を広げてくれる。著者は、問いを紡ぐことで「自分が作り出すもう一つの世界」が心の中に生まれると説いています。その「もう一つの世界」は、誰にも侵されない自由の根源になるというのです。

これを読んだとき、なんだか胸が熱くなりました!問いを持つことで、ただ日常をこなすだけではない、自分だけの人生の物語を作ることができるんだ、と感じたんです。

朝の読書タイムにおすすめ!

この本、内容が濃くて一気読みするより、少しずつ噛み締めるように読むのがオススメです。特に朝の静かな時間に読むと、自分の考えがクリアになる気がします。新しい一日をスタートする前に、自分の中に「問い」を立ち上げてみると、日常の景色が少しだけ変わるかもしれません。

まとめ

安藤昭子さんの『問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する』は、日常の中で見落としがちな「問い」を通じて、自分と世界を深く探る楽しさを教えてくれる一冊です。ちょっと難しい表現もありますが、読み進めるうちに「問い」を楽しむコツがわかってきます。

さあ、今日からあなたも「問い」を持つ生活を始めてみませんか?

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