こんにちは、みなさん!フルタニです!
今回は、梅田悟司さんの著書『言葉にできるは武器になる』を読んで感じたことを、思うままに語っていきます。ちょっと長いかもしれませんが、最後まで付き合ってくれたら嬉しいです。
言葉を「武器」に変える方法 ~『 言葉にできるは武器になる 』(梅田悟司)を読んで~
言葉は「伝える道具」ではなく「考える道具」
梅田さんのメッセージで一番印象に残ったのはこれ。
「言葉にできないということは、そこまで考えていないということ」
思わずギクッとしました。日常生活でも、「なんとなくわかるけど、説明するのは難しい」という瞬間、ありますよね?それ、要するに「自分の中で考えが未熟な状態」だということなんです。
例えば、会議で何か提案する時。「なんとなく良さそう」という感覚だけで話すと、他の人に突っ込まれた時に言葉が詰まる。梅田さんは、そうならないためには「意見を育てる」ことが大事だと言います。その第一歩が、「内なる言葉」を見つけること。
「内なる言葉」を育てる3つのステップ
1. 自分の中にある思考を掘り下げる
まずは、自分が何を感じ、どう考えているのかをはっきりさせる。これは、自分との対話が大事。おすすめなのが、思ったことをひたすらノートに書き出す「マインドダンプ」。テーマを決めず、雑多に書くことで、自分の思考が整理される感覚を味わえます。
例:
「仕事が忙しい」とだけ書くのではなく、「なぜ忙しいのか?」「忙しいことで何が問題なのか?」と問い続けることで、原因や解決策が見えてくる。
2. 言葉にする訓練をする
言葉にする力は筋肉と同じで、使わないと衰えるんです。言いたいことを一文にまとめる練習を日々行うことで、言葉に説得力が生まれる。たとえば、SNSに投稿する際、「簡潔に、本質を伝える文章」を心がけてみる。これだけでも良いトレーニングになります。
3. 言葉を磨く
梅田さんの言葉を借りると、「言葉はリズム感や型を持つことで力を発揮する」。ただ伝えるだけでなく、相手の心に響かせるために、以下のようなテクニックを使うのも効果的です:
• 比喩: わかりやすい例えを使う
• 反復: 重要なフレーズを繰り返す
• 断定: 遠回しにせず、ズバッと言う
言葉にできる「武器」としての力
本書で何度も強調されるのが、言葉は「人を動かす力」ではなく、「人が動きたいと思わせる力」だということ。自分の意見や感情を的確に言葉にすることで、相手に共感を与え、行動を促すことができる。
例: ビジネスシーンでの活用
「このプロジェクトには可能性があります」と言うだけでは漠然としすぎています。
代わりに、「このプロジェクトでは、〇〇という課題を解決し、売上を20%増加させる見込みがあります」と言えば、説得力が一気に増します。
まとめ: 言葉にするまでが思考
最後に、梅田さんの言葉を借りて、『言葉にできるは武器になる』の本質を一言でまとめます。
「言葉にできないことは、考えていないのと同じである」。
この言葉を胸に、自分の思考を掘り下げ、育て、そして言葉にする。これを繰り返していくことで、言葉がただの「道具」から「武器」に変わっていくのだと思います。
もし、自分の考えを言葉にするのが苦手だと感じている人がいたら、ぜひこの本を読んでみてください。新しい発見があるはずです。