「 仕事ができる人の当たり前 」ってなに?西原亮さんの教え
みなさん、こんにちは!フルタニです。
今回は、仕事術に関する本を一冊ご紹介します。それがこちら、西原亮さんの 『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』 です。タイトルを見て、「え、当たり前って何?」と思った方、多いのではないでしょうか。
僕も正直、「こんなの知ってるよ」って思いながら読み始めました。ですが、この本には「知ってるけど、できてないこと」がぎっしり詰まっていて、読んでるうちに今も昔も変わらないなと心当たりするポイントがたくさんありました。
今回は、そんな本の内容を瀬戸弘司風(自称)に親しみやすくお届けします!
1. 「当たり前」の第一歩は分かったフリをやめること
まず、刺さったのがこれ。「分かったフリをしない」 って話です。
分かったフリ、僕もやりがちでした…。特に仕事中、上司や先輩の説明が「なんとなく」理解できたとき、曖昧なまま「はい、大丈夫です!」って言っちゃうんですよ。でもこれ、後々「思ってたのと違う!」って言われる原因になります。
西原さんいわく、分かったフリは相手にバレてるらしいです(笑)。
だから、「わからないことはわからない」と正直に伝えるのが信頼を得るコツだとか。勇気がいるけど、「実はここがわかりません」って一言確認するだけで、後戻りが減るんですよね。
2. 「言葉の定義」を揃えると迷子にならない
次に印象に残ったのが、「最初に言葉を定義する」 というポイント。
これって意外とやってないですよね。たとえば、上司から「急いでこれやっといて」って言われたとき、「急いで」ってどれくらい急ぐの?今日中?それとも明日でもいい?みたいな曖昧な部分をそのままにしがち。
この本では、「最初に言葉を定義することで、ゴールが明確になる」と書かれています。具体的には、「急いで」が今日中なのか、2時間以内なのかを確認するだけで、余計なやり直しを減らせるよ、というお話。なるほど、たしかに!
3. 人に頼むことはスキルだ!「自分でやったほうが早い」をやめる
そして最後に、これが一番響きました。
「人に頼むのも技術」 という考え方です。
僕みたいに「自分でやったほうが早いし」と思って全部抱え込むタイプには、耳が痛い話…。
でも西原さんいわく、それが地獄への第一歩だと(笑)。たしかに、自分で全部やろうとすると限界がくるし、頼むことで相手の成長にもつながるんですよね。この本では、頼み方も解説されています。「具体的に」「期限を明確に」「相手の負担を考える」など、頼むことに必要なコツがぎっしり。
4. 信頼は「当たり前」を積み重ねるだけでいい
この本で一貫して語られているのが、「信頼を得るために特別な能力は必要ない」ということ。
確かに、頭の良さとかスキルの高さも大事だけど、それ以上に重要なのは 「当たり前のことを、当たり前にやること」 だと西原さんは言います。たとえば、こんなこと:
- わからないことを正直に伝える
- やるべきことを期限内に終わらせる
- 人の話をきちんと聞く
これ、よく考えると、数多ある類書の中でも語られている鉄板の法則です。なので新しさはあまり感じない人もいるかと思います。
しかし、当たり前だけど意外と難しいですよね。でも、これをコツコツやるだけで、「あの人は信頼できる」って思われるようになるんです。派手なテクニックはなくても、こういう「地味だけど大事なこと」を積み重ねるのが本当に強いんだな、と気づかされました。
5. 印象に残ったエピソード:昭和世代の悲しみ
最後に、本書の中で印象的だったエピソードを一つご紹介。
著者が講演のとき、司会をしていた若手スタッフがタメ口に近い応対をしてきたそうです。これには昭和世代の上司たちも「パワハラになりそうで注意できない」と困惑。著者自身も「注意すべきか悩んだ」と言います。
同じことに悩んでいる昭和世代の上司に著者が提案するのが、「注意するのではなく、自分の感情を伝える」方法。
「(私は)悲しい気持ちになった」と伝えることで、相手を傷つけることなく行動を改めてもらうきっかけになるといいます。このアプローチ、普段の仕事でも応用できそうだなと思いました。
6. この本は誰におすすめ?
この本、特におすすめなのは 「入社1~2年目の新人社員」 です!
たとえば、新しい職場で「仕事ができる人」ってどういう人?と悩んでいる方には、まさに教科書のような内容。また、「新人の教育テキストを探している」という企業の教育担当者にもぴったりだと思います。
まとめ
『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』は、「できる人」の基本をしっかり押さえた一冊。派手さはないけど、普段の仕事に役立つ実践的な内容が詰まっています。僕もこれを機に「当たり前」を積み重ねていこうと思います!
ぜひ、気になった方は手に取ってみてくださいね。
それではまた!