こんにちは!フルタニです。
今日は、確定申告初心者の救世主と呼べる本、「いちばんわかりやすい確定申告の書き方 令和7年3月17日締切分」、「いちばんわかりやすい確定申告の書き方 令和7年3月17日締切分」について語っていきます。
確定申告って、なんとなく「難しい」「面倒くさい」と感じがちですよね。でも、やらないと損するどころか、後で大変なことになる可能性も……。この本、タイトル通り「いちばんわかりやすい」と言える内容で、確定申告に不安を感じる方にぴったりなんです!
【初心者必見】 確定申告 をスッキリ解決!『いちばんわかりやすい確定申告の書き方』レビュー
初心者が確定申告をするときによく悩むポイントを知ってますか。僕は66歳で勤め先から追い払われたので退職手続きや個人事業主申請手続きなどやらなければならない作業が一気に押し寄せてきて、大混乱しました。
会社勤めなら福利厚生担当などに相談すれば簡単に解決するようなことも、手間暇かけて調べなくてはなりません。これらは多くの人が直面する問題なので、最初に理解しておくことがポイントだと気づきました。
1. 必要な書類がわからない
確定申告に必要な書類は、職業や収入の種類によって異なります。例えば:
• 給与所得者なら源泉徴収票が必要。
• 個人事業主なら、帳簿や領収書が求められます。
• 医療費控除や寄付金控除を申請する場合には、それぞれの明細や領収書が必要です。
悩みポイント:「そもそも何を準備すればいいのかわからない!」
事前準備をしっかりと:必要な書類をリスト化し、締切をカレンダーに記入しておきましょう。少しずつ慣れれば、確定申告は決して怖くありません!
2. 青色申告か白色申告かの選択
フリーランスや個人事業主になると、青色申告と白色申告のどちらを選ぶべきか悩むことが多いです。
• 青色申告は節税効果が高いけれど、帳簿の作成や申請手続きが必要。
• 白色申告は手続きが簡単ですが、節税のメリットが少ない。
悩みポイント:「手間がかかっても青色申告を選ぶべきなの?それとも白色で十分?」
僕の場合です。初年度は白色申告ではじめました。理由は年金以外の収入がほとんどなかったからです。ガッチリ領収書を集め、必要経費をまとめて申告したところ、個人で積み立てていた個人年金の利回り?部分が雑費として扱われることがわかり、還付金を受け取ることができました。
会計ソフトの扱い方がわかり始めた二年目からは青色申告に切り替え、さらに控除枠を広げることができました。
3. 経費の範囲がわからない
確定申告では、経費に計上できる範囲を理解することが重要です。
例えば:
• 通信費(インターネット代や携帯電話代)
• 自宅兼事務所の場合の家賃や光熱費の按分
• 書籍や研修費用
悩みポイント:「これは経費として認められるの?」「按分方法ってどうやるの?」
いまだに誰に聞いてもよくわからないのが「按分」です。私的な支出と経費との境目なんて支払った当人しかわからないわけで、組織のルールに縛られた生活が長かった僕にとって「勝手に決めていい」ということは不安でしかありませんでした。
でも、厳密なルールに縛られていると思いこんでいた税金の世界には、「自分のルール」に任されている部分もあることがわかりました。それが「按分」です。
僕の場合は、自宅で自分が仕事に使う場所の面積をざっくり割り出し、その比率を按分の目安にしました。按分を深掘りすると、住宅ローンの利息部分に按分比率を掛けて経費にすることができるなど、節税のコツが見つけることができました。
4. 控除の仕組みが理解しづらい
確定申告で利用できる控除(医療費控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除など)は多岐にわたりますが、それぞれの条件や計算方法が複雑です。
• 医療費控除:10万円以上使った場合にだけ対象?
• 配偶者控除や扶養控除:どの程度の収入があると対象外になるのか?
悩みポイント:「どの控除を適用できるか、どう計算すればいいのかがわからない!」
僕の場合は計算は会計ソフトにお任せです。最初のうちは会計ソフト独自の表現(たとえば「現金」など。この場合現金とは個人が手持ちで持っている現金のことではありません)に悩まされました。
公認会計士に相談に行っても会計ソフトの使い方について親切に教えてくれる人はほぼゼロなので控除の仕組みについては会計ソフトからはいったん離れて質問するとうまくいきます。
5. 提出方法と期限が不安
確定申告の提出方法も悩む点のひとつです。今では電子申告(e-Tax)が主流ですが、初めて使うときは手続きがややこしいと感じる人が多いです。また、郵送や窓口での提出方法を選ぶ場合にも、正確な記入や期限内の提出が求められます。
• 提出期限は毎年3月15日(休日の場合は翌営業日)まで。
悩みポイント:「どうやって提出するのが一番簡単?」「期限を忘れずに提出できるかな?」
僕の場合は、会計ソフトの処理が完了しだい速やかに電子申告しています。申告初日以前でも申告できるので、還付金がある場合は速やかに申告することをお勧めします。
デメリットは毎年パスワードの部分でつまづくこと。パスワードが2回求められ、数回間違えるとアウト。市役所まで歩いて行ってパスワードリセットすることになるというのはアップルIDより恐怖を感じます。なんとかならないのかな。
初心者に優しい理由:本の特徴をピックアップ!
上記にあげたお悩みが一つでも当てはまるなら、以下の方法があります。
- . ガイド本を活用:初心者向けの書籍を使うと、必要な情報が体系的に学べます。
- . 税務署や専門家に相談:わからない点があれば早めに相談しましょう。
- . 会計ソフトを導入:クラウド会計ソフトを使うと、経費や収入の管理が楽になります。
税務署は怖いと思う人が多いようですが、実際相談に行くと全然印象が違います。係員が親切丁寧に質問に答えてくれます。ただ予約を取る必要がある。税務署まで行かなくてはならない点が結構面倒です。
会計ソフトは最初市販のアプリをインストールしましたが、素人に近い個人事業主にとっては専門性が高すぎたため挫折。freeeにしました。日々の入力や集計、申告には超便利ですが、悩みの相談相手にはなりません。
なので初心者にとってはなるべくわかりやすいガイドブックを一冊手元に置いておくことをお勧めします。
この本を手に取って、まず驚いたのがフルカラーの大型本である点。税金の知識を解説する本って、たいてい文字がびっしりで読むのがしんどいことが多いんですが、この本は図解やイラストが多くて視覚的に理解しやすい!
特に便利だと感じたのが、付属の「該当ページ検索チャート」。これ、すごく良いんですよ。
検索チャートの便利さ
自分の状況に合った項目を選んで進めると、読むべきページが一目でわかる仕組み。
例えば、こんな感じで進みます:
1. 「あなたは給与所得者ですか?それとも個人事業主?」
2. 「医療費控除を申請しますか?」
……という感じで、選択肢をたどっていくと、「このページを読めばOK!」と教えてくれるんです。これ、ネット検索では得られない体系化された情報の強みだなと感じました。
ネット情報 vs ガイド本:どちらを選ぶべき?
確定申告の情報って、今やネットでも手に入ります。でも、どちらが良いかは人それぞれ。ここではネット情報と本を比較してみましょう。
ネットのメリット・デメリット
メリット
• 最新情報を手に入れやすい。
• 無料でアクセス可能。
• 検索キーワード次第でピンポイントの情報が手に入る。
デメリット
• 情報が断片的で体系的に学べない。
• 信頼性に不安がある場合も。
• 画面上の文字だらけで理解しにくいことが多い。
本のメリット・デメリット
メリット
• 情報が体系化されており、一通り学べる。
• 紙面ならではの見やすさ(フルカラーや図解など)。
• 必要な箇所だけを参照しやすい。
デメリット
• 一部の情報が最新版でない可能性がある(特に法律改正がある分野)。
• 購入費がかかる。
この本が特に役立つ場面
• 確定申告が初めての人:初心者向けに丁寧に書かれているので、「どこから手をつけていいかわからない!」という不安が解消されます。
• 個人事業主や副業を始めた人:必要な情報がまとまっていて、自分の状況に合わせてカスタマイズ可能。
• 将来のために保存しておきたい人:年金生活になった時の参考にもなる内容なので、長期的に活用できます。
読んだ感想:買ってよかった!
僕も独立して確定申告を初めてした年に購入した「いちばんわかりやすい確定申告の書き方 」のおかげで、「確定申告って案外できるかも?」と思えるようになりました。内容もサクサク読めるし、価格以上の価値があると感じました。ネット検索では得られない体系化された情報があるのが、この本の強みですね。