こんにちは!フルタニです。
今日はちょっとユニークな本をご紹介したいと思います。その名も、『ゴジラvs.自衛隊』。ゴジラファンなら思わず手に取りたくなるタイトルですよね。いや、タイトルだけでワクワクしませんか?あの架空戦記から始まる話題の尽きないオタクトークが満載です。僕なんて、タイトル見た瞬間に「これは読むしかない!」ってなっちゃいました。
「結論?そんなもの不要です!」オタク同士の「だらだら語らい」を楽しむ本に思う存分耳を傾けてみませんか。
「 ゴジラvs.自衛隊 」兵器オタクが語る夢とリアルの狭間
さて、この本。簡単に言うと「もしもゴジラが本当に出現したら、自衛隊はどう対応するのか?」というテーマを徹底的に考察した一冊です。
最初は「ゴジラなんてフィクションでしょ?」って思ってたんですけど、この本を読むとね、もう頭をガツンと殴られる感じがするんです。自衛隊の組織構造や装備の解説、ゴジラ出現時のシミュレーション…どれもリアルで、まるで映画の裏側を覗いているような感覚になります。
登壇するのは、ロシア・旧ソ連軍事専門家の小泉悠さん、安全保障のプロフェッショナル高橋杉雄さん、プラモデル愛好家で知られる太田啓之さん、そして多彩な知識でトークを彩るマライ・メントラインさん。
特に印象に残ったのが、著者たちが「ゴジラをどうやって迎え撃つか」を超真剣に考えてる点。例えば、自衛隊の装備でゴジラの熱線を防げるのか?戦車や戦闘機はどう運用するべきか?さらには避難計画や市民への対応まで、めちゃくちゃ具体的なんですよ。
「ゴジラの進化と現代兵器の限界」というテーマでは、「ゴジラの皮膚は何でできているのか?」という問いに対して、「通常のミサイルでは表面をかすり傷程度しか負わせられない」みたいな話が出てきます。これ、もう絶望しかないじゃないですか(笑)。
でも、そんな状況でも「あきらめない自衛隊の努力」みたいな部分も描かれていて、めちゃくちゃ胸アツなんですよ。
「ゴジラvs.自衛隊」とは?
まずは簡単におさらい。この作品は、ゴジラと自衛隊の対決を描く架空戦記で、兵器描写がとにかくリアル。
そして、自衛隊の運用思想や戦術を考察することで、もし本当にゴジラが東京湾から上陸した場合、どの部隊が最初に対応するのか。ゴジラの巨大さに対してミサイルの威力がどれくらい通用するのかという妄想が爆発します。
正直、これだけで映画1本作れそうなシナリオが詰まってます。
オタクの熱い語り:プラモデルからミリタリーの深みへ
トークの冒頭では太田さんが自慢のプラモデルコレクションを披露。『ヤマト2199』の三段空母、ガンダムのサイコ・ザク、さらにバルキリーやスーパーシルフィードなど、どれも一級品。
三段空母:「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」に登場するガミラス帝国の持つ主力宇宙空母の一種。艦の前方に突き出した発着甲板が三層に重なっている姿から三段空母と呼ばれる。
サイコ・ザク:機動戦士ガンダム サンダーボルト」に登場するモビルスーツ。パイロットの脳から発信される電気信号をモビルスーツの駆動系に直接伝達する「リユース・サイコ・デバイス(RPD)」を搭載しており、パイロットの手足のように扱うことができる。
小泉さんのコメントが秀逸!
「この三段空母は帝国海軍・赤城をリスペクトしてるように見えるんですよね。でも縮尺がちょっと…」
三段空母のアングルドデッキ(斜め甲板)の運用をめぐる議論は、もうオタク全開!飛行機の発艦・着艦をどう効率化するか、という話がこんなに深くなるとは…。
「ミノフスキー粒子」の天才的設定
ガンダムファンならおなじみの「ミノフスキー粒子」。これを称賛する小泉さんの一言が印象的でした。
「レーダーの無効化という設定を入れることで、リアルな戦争とロボット戦闘の両立を可能にした。これは天才的アイデア。」
確かに、リアリティとエンタメを絶妙に融合させた富野監督の手腕には感嘆せざるを得ません。
ミノフスキー粒子は、アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する粒子で、電波や赤外線を遮断するなどの効果があります。
・広範囲に電波障害を引き起こす
・レーダーや無線通信を妨害する
・精密誘導兵器が無効になる
・直接視認できる近距離での戦闘(有視界戦闘)しか行えなくなる
兵器開発のリアルと妄想が交錯
太田さんと高橋さんのトークでは、第二次世界大戦の兵器開発とアニメの兵器設計を比較。「ザクが1年であれだけ進化するなんて無理!」というツッコミも、「でも現実のBf109の進化もすごかった」と納得。
特に印象的だったのは、「窮地に陥ると奇抜な兵器が生まれる」という仮説。第二次大戦末期の迎撃機群や、冷戦期のソ連兵器が話題になりました。
架空戦記の魅力:無駄話こそ正義!
このトークの一番のポイントは、やはり「オタク同士のだらだらした会話の心地よさ」に尽きます。議論に正解は不要。好きなものを好きなように語り合う時間が、これほど楽しいとは…。
三段空母の運用思想から、ミノフスキー粒子の革新性、さらにはソ連のICBM設計局の裏話まで、話題がどんどん広がっていく様子は、まさにオタクトークの醍醐味そのもの。
まとめ:あなたも「ゴジラvs.自衛隊」を語りませんか?

この本を読んだ後、街を歩いていると「あ、ここにゴジラ来たらどうなるんだろう」って考えちゃう自分がいます(笑)。
例えば、自分の家の近くに避難できそうな場所はあるのか、とか。ゴジラ映画を観る時の視点も変わりますよ。「このシーン、現実だったらこんな風に自衛隊は動くんだろうな」とか妄想が膨らみまくりです。
『ゴジラvs.自衛隊』、これはもうゴジラファンもミリタリーファンも、さらには「もしも…」にワクワクする人なら全員読んでほしい!専門的な内容も多いけど、読んだ後は、自分が住む街にゴジラが来たらどうするか…なんて妄想が止まらなくなること間違いなしです。
ぜひ、手に取ってみてくださいね!ではでは、また次回!