こんにちは!フルタニです。
今日はめちゃくちゃ面白い本を紹介します。橘玲さんの『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの?――人生という「リアルなゲーム」の攻略法』です。タイトルだけでワクワクしてきませんか?人生をゲームとして考える視点、これがね、痺れるほど面白いんですよ!子どもだけでなく、大人もハッとさせられる内容が盛りだくさんです。
親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? を読んでみた 大人も学べるこどもニュース解説!
人生は「リアルなゲーム」
橘玲さんの主張は明快。「人生はゲームだ」ということ。これ、言われてみると腑に落ちるんですよね。人生にはルールがあって、攻略法を学べばもっと楽しくなる。例えば「トレードオフを理解する」って話。何かを選ぶと、別の何かを諦める――まさにゲームのような選択の連続です。
特に「複利」の話が印象的。お金がどんどん増える仕組みを説明するのに、「アリ君とキリギリス君」というキャラクターを使っていて、親子で一緒に学べる構成が秀逸。
お小遣いを使ってしまうとお金は貰った分の価値しかないけど、複利の条件で使わずに貯め続けるとこんなに差が出るのかわかってびっくりしました。
お金の基本的な知識をこんな風に楽しく教えてくれる本って、なかなかないですよね。
時間はお金より大事
この本で強調されているのが、「時間はお金より大切な資源だ」ということ。
たとえば、親友の数を増やせない理由として「時間の制約」が挙げられているんですが、これがね、もう深い!大人になって忙しくなると、友だちをどんどん増やすのは難しいんですよね。だからこそ、自分が本当に大切にしたい人と時間を過ごすべきだというメッセージに共感しました。
収入と幸福の関係
本書では「収入」と「幸福」の関係についても語られています。年収800万円(子どもがいる場合は1500万円)を超えると幸福度は頭打ちになるらしいです。これ、結構ショッキングじゃないですか?「もっと稼げばもっと幸せになる」と思い込んでいる人には、目からウロコの話です。お金を追い求めるだけではなく、時間や自由の価値を見つめ直すきっかけになりますね。
トライ・アンド・エラーの重要性
橘さんは「成功するにはトライ・アンド・エラーしかない」と断言しています。ここで思い出したのが、僕が65歳で個人事業主になり、動画制作を始めたときのこと。最初は失敗ばかりでしたが、試行錯誤の中で自分のスタイルを見つけていったんですよね。橘さんの言葉を借りるなら、人生は「成功するための実験場」。待っていて得することなんてなく。どんどん挑戦して、どんどん失敗してOKなんです!(シニアには残り時間はわずかしかありませんけどね。でも挑戦している間は熱中できますよ)
子どもと一緒に楽しめる!
さらに素晴らしいのが、この本が「親子で楽しめる」ように設計されている点。難しい経済や人生の話を、子どもにもわかりやすく解説しているんですよ。たとえば、「なぜお金は大事なの?」という子どもの質問にどう答えるか、具体的な例を交えて教えてくれる。親子の会話のきっかけにもなる一冊です。
読んだ感想:ゲーム感覚で人生を攻略せよ!
この本を読み終えたとき、まるで人生の攻略本を手に入れたような気分になりました。普段の生活では意識しないような「選択の重要性」や「自由の意味」、そして「努力の効率的な使い方」について深く考えさせられます。
ビジネスマン向けの本では身も蓋も無い筆致で切りまくる橘玲さんですが、この本の文章はユーモアに溢れていて、気軽に読めるのに内容は本格的。親子で読んでもいいし、大人だけでじっくり読むのもオススメです。「どうしたらお金持ちになれるの?」というシンプルな問いに、これほどまでに奥深い答えが詰まっているとは思いませんでした。
まとめ
橘玲さんの『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの?――人生という「リアルなゲーム」の攻略法』は、単なるお金の教科書ではありません。人生をより良く生きるためのヒントが詰まった一冊です。特に、「お金の増やし方」だけでなく、「自由や時間の使い方」にまで踏み込んでいる点が素晴らしい。人生という「リアルなゲーム」を楽しむための攻略本として、ぜひ読んでみてください!