こんにちはフルタニです。年をとってから投資を始めるとヤバいという話を聞かされます。年をとって詐欺にあうと後がありませんからね。僕はあくまで身の丈にあった戦法で挑戦します。
「JUST KEEP BUYING」は、投資初心者から中級者にとってのバイブルと言ってもいい本です。難しいテクニックや複雑な商品を使わず、シンプルなルールに従うだけで資産が増える。
なぜ「JUST KEEP BUYING」なのか?
みなさん、投資ってどう考えていますか?「今は時期が悪い」「市場が落ち着いたらやる」なんて言い訳、ついつい言っちゃいません?そこでこの本のタイトル、「JUST KEEP BUYING」=「ただ買い続けろ」。そう、この本、ズバリ「タイミングを測るのやめなよ」ってメッセージなんです。
ニック・マジューリさんはデータサイエンティストでして、理論じゃなくてデータで語るタイプの人。だから、なんか説得力がハンパないんですよね。「暴落を待つのは機会損失」って言われると、「あ、そっか」ってなる。そして、この本ではその理由をグラフとか統計データで見せてくれるんです。めっちゃロジカル。
本の概要は「貯金編」と「投資編」に分かれてます。まずは貯金の考え方からいきましょう!
貯金の秘訣は「率」と「タイミング」だ!
本書で最初にハッとさせられるのが、「貯金は額より率で考えよう」ってこと。え?どういうことかって?例えば、年収500万円の人が100万円貯金するのと、年収1000万円の人が100万円貯金するの、全然意味が違うわけです。貯金額そのものじゃなくて、「収入の何%を貯められるか」が重要!これが「貯金率」の考え方です。
さらに、「収入を増やすことが最大の資産形成」っていう話も出てきます。「節約も大事だけど、それより人的資本(自分の能力)を使って収入アップを目指すべし!」って論理。これ、めっちゃ響きませんか?ケチケチするよりスキルを磨け、と。
さて、貯金が整ったら、次は投資!お待たせしました、ここからが本題です。
投資で大切なのは「早く始める」こと!
投資って「いつ始めればいいの?」って悩むじゃないですか。でも、ニックさん曰く「今すぐやれ」なんです。しかも、インデックス投資一択。
これ、面白いデータがあるんですけど、暴落時だけタイミング狙って投資した場合よりも、毎月淡々と買い続けた場合のほうが利益が出るって話。え?って思いますよね。でもこれ、実際のデータで証明されてて、長期的に見ればマーケットにいる時間が最大の味方になるんです。
たとえば「相場が高いから今は待つべき」とか言ってたら、その間のリターンを全部スルーしてるってこと。つまり、「市場にい続けること」が勝利の鍵。これが本書の肝なんです!
リバランスは「買い増し」で解決!
さて、投資を続けていると気になるのが「リバランス」ですよね。資産の配分を調整するやつです。でも、この本では意外なアプローチを提案しています。それが「売らずに買い増す」。
普通、リバランスって「株が増えすぎたから少し売って債券を買う」みたいに考えますよね。でも、ニックさんのロジックでは「売るのは機会損失。足りないほうを買い足せばいい」って話なんです。これ、結構目からウロコじゃないですか?
さらに、この方法だと税金も節約できるんですよ。売却するとキャピタルゲイン税とかかかるけど、買い増しならその心配ナシ!「あ、これいいな」ってなりました。シンプルだけど理にかなってる。
資産は「一定水準」で自動増殖モードに入る!
さあ、ここが「JUST KEEP BUYING」の中で最もワクワクするポイントのひとつです。それが、「資産が一定水準を超えると、自動増殖モードに入る」という考え方。これ、夢が広がりますよね。
自動増殖モードとは?
イメージしてみてください。資産が雪だるまのように転がり始め、何もしていないのに勝手に膨らんでいく。これが「自動増殖モード」です。この現象が起こる理由は、2つの要因にあります。
1. 複利の力
資産が増えると、複利の影響が一気に加速します。例えば、100万円を年5%で運用していた場合、増える額は5万円ですが、1000万円なら50万円です。元本が増えるほど、増加ペースが加速度的に上がるんです!
2. 生活費に対する余裕の増加
資産が増えると、日々の生活費が全体の資産に対して占める割合が小さくなります。例えば、年間の生活費が300万円だとして、資産が3000万円なら10年分。これが6000万円に増えれば20年分に。資産が増えるほど、追加で投資に回せる余裕が生まれます。
「自動増殖」の引き金となる水準
では、どのくらいの資産が必要なのか? 具体的な額は人それぞれですが、一般的には年間生活費の20倍から25倍が目安と言われています。この水準を超えると、資産運用のリターンが生活費を上回り、いよいよ「お金が勝手にお金を生む」状態に突入するんです。
たとえば、年間生活費が300万円で資産が7500万円あれば、年4%の運用益だけで300万円を生み出せます。この状態が「資産が自分を支える」段階。もう、あなた自身が必死に稼ぐ必要はありません!
自動増殖モードに入るための3つのステップ
1. 早めに投資を始める
複利の力は「時間」に大きく依存します。若いほど有利! 迷っている暇はありません。
2. 市場に居続ける
短期の波に惑わされず、淡々と積み立て続けることが大切。途中で市場から撤退すると、複利効果が台無しです。
3. 収入を増やす努力を怠らない
人的資本を活用して収入をアップし、投資額を増やす。特に最初の段階では、これが資産形成の加速装置になります。
自動増殖モードの到達後の楽しみ方
資産が自動増殖モードに入ったら、どうなるのか? 一言で言うと「自由」です。以下のような未来が手に入ります:
• 好きな仕事だけを選べる
生活費を稼ぐ必要がなくなるので、やりたくない仕事を無理に続ける必要がなくなります。
• 時間の自由
自分や家族のための時間が圧倒的に増えます。趣味や学びに集中できる!
• 新たな挑戦ができる
リスクを恐れず、新しいビジネスやプロジェクトに挑戦する余裕が生まれます。
資産形成のゴールを描きながら、この「自動増殖モード」に夢を馳せると、投資のモチベーションが一気に高まりますよね。「JUST KEEP BUYING」のアプローチで、この未来を現実のものにしていきましょう!
感想:結局、投資はシンプルに勝る
正直、この本を読んで思ったのは「結局、シンプルが一番強い」ってことです。市場を予測しようとか、完璧なタイミングを狙おうとか、そういう「難しいこと」は全部無駄!
重要なのは、「早く始める」「長く続ける」「余計なことをしない」。たったこれだけです。特にデータで示された「暴落を待たず、毎月積み立てたほうが儲かる」って話は、めっちゃ説得力ありましたね。
あと、個人的に気に入ったのは「人的資本を活かせ」ってメッセージ。
人的資本を金融資本に置き換えること。例えば、年収1000万円で今後10年働くとすると今後の生涯年収は1億円になる。それを割引率3%と仮定すると現在価値は約7400万円となる。
年収1000万円で今後10年働くことの価値は、7400万円を利回り3%で運用するのと同じ。つまり、人的資本である収入をなるべく早いうちに投資にまわすのが最強、って考え方はすごく実用的だと思います。
まとめ:迷うな、ただ買い続けよ!
最後にまとめると、「JUST KEEP BUYING」は、投資初心者から中級者にとってのバイブルと言ってもいい本です。難しいテクニックや複雑な商品を使わず、シンプルなルールに従うだけで資産が増える。それが、この本の最大の魅力です。
特に、「早く始める」「市場に居続ける」っていう基本が、どれだけ強力かをデータで示してくれるので、読むと「やらなきゃ!」って気持ちになりますよ。これから投資を始める人、投資を続けているけど迷いがある人、どちらにも超おすすめ!
さて、次は本屋さんに行って、この本を手に取るか、今すぐAmazonでポチりましょう!