中国 バイドゥ 独自開発のメタバースを一般公開

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 バイドゥ を書きます。

メタバースをめぐるニュースが飛び込んできました。

中国のネット検索最大手、百度(バイドゥ)は12月27日、自社で開発した仮想空間「メタバース」のサービスを公開したとマスコミ各社が伝えました。

バイドゥは2017年から行っていたAI開発の公開発表会である「Baidu Create-百度AI开发者大会」を、メタバース内で開催しました。

インターネット上の仮想空間「メタバース」が世界的に注目される中、中国でも「アリババグループ」や「テンセント」などの巨大IT企業が開発や投資に乗り出しブームが加速しています。

日本では「Metaverse」はメタバースとそのままカタカナ読みされているが、中国国内では「元宇宙（yuanyuzhou）」という名で商標申請も344件と激増しているのだとか。

「前瞻产业研究院（Qianzhan research）」によると、「元宇宙」の商標の申請も増加。21年7月以前には商標数は中国全土で25件ほどであったが、8月には申請数だけでも50件、特にアリババがメタバースへの進出を宣言した９月には344件と申請数が激増している。

一足遅れた中国メタバース、百度（バイドゥ）など進出加速　中国メタバース動向(1) | Metaverse Style JP

希望という名のディストピア

「希壌（シーラン）」と名付けられた仮想空間の中には「クリエーターシティー」と呼ぶ都市が設定。会議やイベントを開く建物や武術で有名な少林寺など様々な景観が再現されています。

最大で１０万人が同時に利用できると言われ、利用者はスマホやパソコンのほか、仮想現実（VR）ヘッドセットの中国ブランド「ピコ」^[1]「Pico G2 4K」は、4K解像度の3840×2160の液晶ディスプレイ搭載した一体型VRヘッドセットです。チップセットにはクァルコムのSnapdragon … Continue readingの製品を使うことでアクセスできます。

利用には百度のサービスのアカウントが必要。専用アプリで個人情報を登録し、アバターを作成すると入場できます。

利用者はスマホなどの端末の画面上に表示されるコントローラーを操作し、自身の分身として再現されたアバターを動かします。

周囲にいるアバターを通じて他の利用者と交流することも可能で、他のアバターに近づいてから端末に向かって話しかけると、通常と同じように会話できます。

李彦宏（ロビン・リー）董事長兼最高経営責任者（CEO）の講演では、シーランの商用化の具体的な計画は明らかにされていません。また、自社のクラウドやAIなどの技術を活用する新事業として伸ばしていく方針だそうです。

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利用上の注意

ニュースでは商用化の具体的な計画は明らかにしていないと言いますが、インターネットは勝者総取り、先行者有利の世界です。

当然、場所だけ確保してサービスは後から充実させるはず、目的はお金であることは疑いの余地がありません。

お金は仮想通貨になるはずですが、中国は仮想通貨を厳しく規制しているため、先行きは不透明です。

利用者の「自由」も不透明です。

SNS上の言論などネットへの規制がある中国で、利用するには勇気がいります。

世界中の人と繋がれるのがメタバースの特徴の一つですが、個人情報や当局にとって都合の悪い話は当然規制の対象になる国です。「自由はどうなのか」と思いますが、その辺は当然保証されません。

中国IT大手「テンセント」の幹部はメタバースの今後について「規制の中でユーザーの体験が提供される限り、政府は技術開発を支持するだろう」という認識を示しています。

まとめ

関連産業の成長は当局の対応次第という見方なので、利用する際は十分注意してかかった方が良さそうです。

ある程度事業規模が見えてくるまでは、別のメタバースを利用して使い方に慣れることをおすすめします。

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