新しいことに関心がなくなったら老いが加速します。そこで人間の欲望を刺激するお金に注目しました。
今回は暗号資産を財布のように扱うウォレットを学びます。
シニアでもできる ウォレット選び
暗号資産は実体のない単なるデータです。
「私はこれだけの暗号資産を持っている」というデータにすぎません。
暗号資産を管理しているのは購入した暗号資産取引所です。暗号資産取引所の鍵ともいえるデータを保管するのがウォレットの役割です。
メタマスク（MetaMask）は、イーサリアム（ETH）系のトークンやNFT（非代替性トークン）を一括で補完・管理できる暗号資産（仮想通貨）ウォレットです。
イーサリアムはビットコインの機能に加え、契約などの情報を記録することができるのが特徴です。
そのため金融系や、ゲーム、NFTといったサービスに親和性が高く人気を集めています。
なかでも人気のウォレットがMetaMask（メタマスク）です。
MetaMask – Microsoft Edge Addons
MetaMask（メタマスク）を選ぶ理由をご紹介します。
MetaMask （メタマスク）をお勧めする理由
MetaMask（メタマスク） のメリットは大きく4つあります。
- 複数の通貨をまとめて管理できる
- ガス代を調整できる
- 操作方法が簡単
- 誰でも無料で利用できる
複数の通貨をまとめて管理できる
MetaMask（メタマスク）では イーサリアム など複数の暗号資産（通貨）を扱っています。
メタバースで個性的なアバター用デザインを購入する人が増えています。
その中心となるのがアートやデザインを販売するNFTマーケットで広く使われているイーサリアムです。
暗号資産はそれぞれ別のウォレットで管理しなくてはなりません。
メタマスク(MetaMask)では、1つのアカウントで複数のウォレットを開設できるので便利です。
ガス代を加算できる
暗号資産の世界では仕組みを維持するため採掘作業と呼ばれる管理に巨額の費用をかけています。
この作業を行うとき発生する取引手数料のことを「ガス代」と呼んでいます。
作業には時間がかかりますが、急ぎの場合、MetaMask（メタマスク） では手数料を積み増すことができます。
操作方法が簡単
よく知られているウォレットはMetaMaskの他にCoinbaseWallet、WallertConnect、Fortmaticがあります。
日本製のウォレットとしてはスマホからのみ使えるtokenPocket(トークンポケット)があります。
普及し始めたとはいえウォレットを使う人はまだまだ専門家が多いため初心者にはハードルが高い仕組みになっています。
さらにWallertConnect、Fortmatic は英語表記で日本語の解説が出回っていません。
メタマスク(MetaMask)は日本語にも対応しており、操作性が非常に高いため初心者にも操作できるのがポイントです。
誰でも無料で利用できる
ウォレットには使用される環境により5つのウォレットに分かれます。環境によっては専用ツールを使ったり使用料がかかる場合があります。
メタマスク(MetaMask)は、パソコンのブラウザを使う「デスクトップウォレット」とスマホアプリから使う「モバイルウォレット」に対応していて無料で利用できます。
MetaMask （メタマスク）のデメリット
MetaMask（メタマスク） に対応したブラウザは、GoogleChrome、Firefox、Opera、Braveの4つです。
WindowsのEdge利用者はストアからプラグインをダウンロードすることで使えるようになります。
MetaMask – Microsoft Edge Addons
セキュリティ面では、20年12月には、海外でメタマスクのアカウントがハッキングされ、8億円相当の仮想通貨が盗まれる事件が発生しました。
メタマスクは常時にオンラインに接続しているためハッキングのリスクが高いのが特徴です。
MetaMask （メタマスク） のアカウント開設方法
初期設定は簡単です。
スマホからアプリをダウンロードしてメタマスクを起動します。
ウォレットのセットアップから「ウォレットの作成」をクリックします。
プライバシーポリシーを確認。
パスワードを新規作して利用規約に同意し「作成」をクリックします。
自分だけのパスワードを入力、メモします。
続いてウォレットの保護から、アカウント復元に使用するシークレットリカバリーフレーズを取得します。
リカバリーフレーズは「タップしてシークレットフレーズを表示する」をクリックすることで現れます。
非常に大切な文字列表なので別途記録します。
内容に齟齬が起きないよう再入力することで番号と文字を再確認します。
リカバリーフレーズを画面に再入力して確認作業を済ませれば登録は完了です。
※初期設定ではイーサリアムメインでネットのみの対応となっています。
暗号通貨の口座を開設するには
MetaMask （メタマスク） を利用するには、イーサリアム（ETH）など暗号資産の準備が必要です。暗号資産は暗号資産取引サービス（仮想通貨取引所）で購入や販売することができます。
取引手数料は取引所によって幅があるので自分のニーズに合った取引所を選びましょう。
取引所はコインチェック（Coincheck）、ビットフライヤー（bitFlyer）、DMMビットコインの三社が知られています。
スマホのメタマスク（MetaMask）アカウントをパソコンに同期させる方法
MetaMask（メタマスク）をモバイル（スマホ）アプリと同期させる方法
先にパソコンにメタマスクを設定した場合、スマホと同期させる手順です。
- PCのMetaMaskで同期用のQRコードを表示
- MetaMaskのアプリをスマホにインストール
- QRコードを読み取り
- 必要なネットワークを追加
参考サイト
仮想通貨はブラウザに対応しているウォレットに入れておくことで初めて様々なサービスが利用できるようになります。オススメウォレットは以下です。
推奨！仮想通貨ウォレット4選！複数使うメリットも合わせて紹介
まとめ
メタバースの利用者が増えるにしたがって、メタバース内で使われるコンテンツも比例して拡大します。
したがって暗号資産が活躍する場面は増えるはずです。
契約の記録を兼ね備えたイーサリアム系トークンもますます存在感を増してきます。
投資の手段として、通貨代わりとしてと、個別に暗号資産を管理したい人は自分に合ったウォレットを見つけてください。
