299ドル(約3万4千円)でメタバース体験ができるOculus Quest 2。
パソコンなしで3D高精細大画面の映像体験ができるので文句ナシに買いのガジエットです。
「どうせ映画やゲームだけでしょ」と思い込む人がいますが、それは大きな誤解です。
遠隔地に住む人とリアルタイムで交流を楽しメルサービスが続々登場しています。
VRの空間でキャンプファイアが楽しめるアプリが登場したと言うので早速試してみました。
デジタルキャンプファイヤー
デジタルキャンプファイヤーと言う名のこのアプリは、アバターをまとって焚き火の周りに集まり、他のユーザーとコミュニケーションをするというもの。
Oculus Quest2からブラウザを開いてMetaQuestの画面からダウンロードしてインストールします。
Oculus Quest 2の「デジタルキャンプファイヤー」 | Oculus
派手なグラフィックスが展開したり、冒険ゲームができるような機能はありません。
代わりに用意されたのが、作り込まれたきらめく夜空や、焚き火が立てるパチパチという音などの世界観。
参加者は自分の分身であるアバターの姿を借りて空間を散策したり、他のアバターとコミュニケーションをとったりすることができます。
この仮想空間は同時接続した世界中の端末と繋がっているため、参加している人の国も様々です。
思い切って話しかけたアバターは中東からの参加者でした。
仮想空間での生活にリアルな空間が持つ意味はないことを感じます。
このサービスの特徴は参加できる人数を10人までに制限していること。
そのため不審な人物が紛れ込む危険性も少なく、参加者同士安心して繋がりを持つことができます。
そもそも英語が苦手な私は、初対面の外国人と会話ができるかどうか不安でしたが、参加してみるとそれは案外杞憂であることがわかりました。
なぜなら、相手も英語がバリバリ話せる米国人ではなく、私と同じ外国人が多かったことです。
たどたどしい英会話だけでなく、アバターで身振り手振りを交えながら交流できたのです。
相手のアバターが近づいてくると息遣いや存在感を感じることも新鮮です。
スマホやパソコン画面にはない仮想空間の持つ肌触りを感じました。
まとめ
開発したダフトクラフト株式会社によれば、仕事の相談や勉強会などはもちろん、 「給湯室」のような小さなコミュニティ作りの場として利用できるとのこと。
開発した背景については下記の動画で紹介されています。
Oculus Quest 2の「デジタルキャンプファイヤー」 | Oculus
ダドクラフト株式会社とは
代表取締役社長の花島渉さんは1980年大阪府吹田市生まれ。京都市立芸術大学美術学部版画専攻を2004年卒業。
複数のゲーム会社でキャリアを重ね、CGデザイナー、アートディレクター、ディレクター、プロデューサーとなり、BtoBでのVRビジネスの可能性に感じ、信じ合える仲間たちと2018年6月ダフトクラフト株式会社を創業しました