360度VR動画はYouTubeで見ることができます。
特に8K以上の動画は驚くほどきれいです。
360度動画の特徴は。どこでも好きなところに視点を合わすことができることです。
ＰＣ上では二次元のスクリーンの制約がありますが、通常の動画と違うのは、画面をマウスでつまむようにすると視点移動ができることです。
仮想空間を演出する 360度動画
YouTube上では数多くの360度VR動画がアップロードされています。
360度VR動画は通常の動画の中に紛れています。
そのため「360度、360°、VR」などと検索することで絞り込みます。
さらに精密に絞り込みたい時は右上にあるフィルタ機能を使うことをおススメします。
フィルタ機能は視聴回数や評価順に並べ替えることができるので人気動画や高品質の動画が簡単に見つかります。
YouTube VR
YouTubeでも360度VR動画を見ることはできますが、本格的に楽しむには公式VRアプリ「YouTube VR」を使います。
「YouTube VR」 はVRヘッドセットに対応しています。
対応機種はグーグルの「Daydream」対応ヘッドセット、PlayStation VR（プレイステーションVR・PSVR）などをつかうことで360度動画やハイエンドのVR動画を楽むことができます。
仮想空間の魅力をさらに味わいたい時におススメなのがOculus Quest2で見ることです。
Oculus Quest2はパソコンいらず。
単独でYouTube VRをインストールすることができます。
視野全体がスクリーンになるので8K以上の動画は驚くほどきれいに見えます。
・・・見えるというか体験することができます。
360度VR動画が自分の体を包み込むように広がる仮想空間の体験は感動的。
一度覚えたら抜け出られません。
私のおススメ 360度動画 ベスト3
YouTube VR には様々な動画がアップロードされています。
登場して日が浅いため作品数は普通の動画に比べて多くありませんが劇場用映画クオリティの作品や作家性を感じさせる動画も隠れています。
エンジェル・フォール、ベネズエラ、エリアル8K動画
AirPanoは、高解像度の空中360度写真とVRを組み合わせた映像制作で知られるプロダクションです。ロシアの写真家のチームによって作成されたVR制作スタジオです。AirPanoは2006年ごろOleg Gaponyuk氏がヘリコプターによる空撮を行なう会社として設立されました。
ASCII.jp：驚異の空撮VR映像を無料で公開する「AirPano」が狙う日本での目標とは (1/2)
360 Google Spotlight Stories: HELP
宇宙からの怪物が街で大暴れする全方向パニックムービーです。映画「ワイルド・スピードシリーズ」などで知られるジャスティン・リン監督が手がけたCGと実写映像を合成した360°映画。
360 Google Spotlight Stories: Pearl
2017年オスカーが「最優秀短編アニメーション賞」GoogleのR&D部門「Google ATAP（Advanced Technology and Projects）」制作の360度VRアニメーション作品。夢を追いかけて国を縦横無尽に駆け抜ける少女と父親の歳月を車の中から離れずに定点観察した情感あふれる作品。
Googleとオスカー監督が制作したVRロードムービーアニメ『Pearl』が公開 | Mogura VR
実写動画の場合は撮影するカメラの機能が仕上がりを決定づけます。
見てわかるように8Ｋでもノイズが入ると違和感を感じるほど、視聴者を満足させるには高機能の機材で制作せざるを得ないようです。
その点、拡大に耐えるＣＧを用いたアニメーションは仕上がりも良く、視聴者に画面的な違和感を感じさせずに作家の世界観を伝えることができます。
エンタメ性満点の「 HELP 」は商用360度動画の方向性を期待させてくれます。
アニメーション作品「Pearl 」のように物語性を持ちながら視聴者に静かに寄り添うような作品が数多く登場することを期待します。
Oculus Quest2でYouTubeVRを見る方法
Oculus Quest2でYouTubeVRを見るには無料のYouTubeVRをインストールします。
YouTubeVRをインストールしたら起動します。ログインは不要です。
好きな動画を検索するには[ライブラリ]から[アプリ][YouTubeVR]を選択します。
一番最初にログイン表示が出てきます。そのまま進み検索ボタンを押すと動画を探せます。
特徴は音声入力の選択ができることですが、音声入力は難しいのでパスします。※キーボード入力が使いやすいです。
地球儀マークをクリックして検索から「360 8K」などとと入力して検索します。
すると360度でかつ８Ｋの動画コンテンツがヒットするので好きなものを選んで再生します。
360度動画は観客の背面にも映像が展開しています。
正面以外の方向を見るには右側のトリガーの下にあるボタンを押しながらドラッグすると、見える方向を変えることができます。
YouTubeVRは字幕付きの作品があります。この字幕は日本語に変換して見ることもできます。
360度VR動画が自分の体を包み込むように広がる仮想空間の体験は一度覚えたら抜け出られません。
チャンネルは増えている
Oculus Quest2ではYouTubeVRのほかにOculusTVやＤＭＭが360度動画を提供しています。
360度のほか、180度VR動画がライブラリー化されていて、掘り出し物の映像を見つけることができます。
OculusTVはYouTubeと同じ投稿動画が主なコンテンツですが、凝った作りの作品が多く、掘り出し物の映像を探し出す楽しみがあります。
ＤＭＭは買い切りの作品をクラウド上のライブラリーに登録して見ることができます。
まとめ
インターネット勃興期に開発を加速させたのは、動画産業でした。
テレビや映画館ではみることができないコンテンツを探して、世界中の大人がこぞってネット動画に駆け寄ったからです。
新しく登場した360度動画を見ると、当時の熱狂ぶりを連想させるインパクトを感じます。
様々なコンテンツが数多く現れ、視聴者を楽しませてくれることを期待します。
