【解説】注目の高画質 arpara VRヘッドセット オールインワン型

arpara VRヘッドセット
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 arpara VRヘッドセット を書きます。

メタバース探検には欠かせないVRゴーグル「arpara VRヘッドセットオールインワン型」が登場。

いよいよ販売が始まりました。

VRゴーグルの定番はOculus Quest 2ですが、その人気に肉薄する注目のライバルです。

arpara VRヘッドセット オールインワン型とは

「ArparaVRのオールインワン型」の注目ポイントは次の通りです。

  • 重さが380gと最軽量クラス
  • 解像度が高い・画質がいい
  • PCを繋がずにPC用VRも利用できる
arpara™: World’s First 5K Micro-OLED All-in-One VR Headset by arpara™ — Kickstarter

クラウドファンディングサービスプラットフォームの「Kickstarter (キックスターター)」で全世界に向けて先行販売を開始したところたった一日で目標金額を大きく上回る800%を達成しました。

Arpara社とは

「arparaVRオールインワン」を開発したのはarpara・グローバル・テクノロジーという中国のスタートアップです。

arparaという名前は英語の「パラレル/parallel」に由来しています。メタバースが超宇宙なら、こちらは並行宇宙ということでしょうか。

高度なVRハードウェアとソフトウェアを開発することで、世界のすべての人が自分の本当の内面が見つける支援をすることを目指しています。

いずれにしても別次元のプラットフォーム実現を最終目標に掲げています。

つまり、プラットフォームにあたるarparaランドといういわゆるメタバース的なコンテンツ。そして利用するためのVRデバイスを両方作る企業です。

このヘッドセットにはパソコンに繋いで使うTethered版と、単独で使えるオールイン型の二種類があります、

こちらはスマホとかPCと接続することが前提になっています。

このあたりもfacebookが社名を「メタ」に変更してメタバースに注力していくみたいな流れと似ています。というかそのまんまです。先陣争いが繰り広げられる予感を感じます。

arparaランドというプラットフォームは2021年の8月に稼働する予定と公式サイトに書かれています。しかし実際に今稼働してるかは不明です。facebookもまだメタバースは稼働していないのとよく似ています。

arparaVRオールインワンの魅力

「arparaVRオールインワン」は、重量の軽さが魅力です。重さは380g。Oculus Quest 2の500gと比較すると120g(Oculus Quest 2のコントローラー一個ぶん)くらい軽くなった感じですね。

「arparaVRオールインワン」はデザインもスリムに見えます。ゴーグルはマンガnarutoの主人公が額に巻く鉢巻みたいです。

ゴーグル前面についているのは四つのカメラです。60ドットのインサイドアウト方式のトラッキングに対応しています。

そのためベースステーションのような外部センサーが必要ありません。

モニターすると、白黒シースルーのように見えます。これはOculus Quest 2の機能と同じです。Oculus Quest 2をだいぶ意識してると思います。

コントローラーはinside_out方式。ボタンの配列はほぼ同じ。コントローラーって大体この形になりますよね。

「arparaVRオールインワン」はOculus Quest 2と比べて小型軽量化されています。小型になったのにも関わらずバッテリーまわりの機能は強化されています。

arparaVRのバッテリーは6500mAhの大容量バッテリーを搭載。Oculus Quest 2は3640mAhのバッテリーと公式サイトにあります。

Oculus Quest 2は電池持ちに不安があります。そのため長時間連続使用しないとか、モバイルバッテリーを組み合わせるみたいな工夫が必要でした。

最初からバッテリーの容量が大きめだとそのぶん使いやすいのも利点です。

「arparaVRオールインワン」ではバッテリーの位置が後頭部にあります。Oculus Quest 2は機能が前面に集中してるため重くなり、顔が圧迫されて不快になりがちです。「arparaVRオールインワン」は後発のメリットを活かし、デザイン的な問題点を改良して行ったところに抜け目なさを感じました。

またオールインワン型ということで、処理チップsocが搭載されてます。Oculus Quest 2と同じものを積んでいるので同じ処理性能と言えます。

「arparaVRオールインワン」をPCVR化するには、typeCーUSBケーブルによる有線接続か、WI-FIにより無線で接続します。

「arparaVRオールインワン」のディスプレイはマイクロ有機ELディスプレイを搭載しています。これはOculus Quest 2などの液晶ディスプレイと比べて滑らかな映像、特に暗いシーンの発色に優れています。

レンズにはパンケーキレンズを採用。Oculus Quest 2などのフレネルレンズと違って

正面にギザギザの切り込みがなく、本体を小型化しつつよりクリアな映像が楽しめます。

解像度いわゆる画質は、両目あわせて最大5260×2560で、いわゆる5K解像度に対応しています。Oculus Quest 2がほぼ4K画質です。

「arparaVRオールインワン」はリフレッシュレート70Hzで動かす場合は最大5K解像度に対応していますが、リフレッシュレート90Hzで動かしたい場合は3040×1920の解像度までしか出すことができません。

Oculus Quest 2の解像度3664×1200なのでその時の「arparaVRオールインワン」はOculus Quest 2よりも解像度が低いです。

arparaのppvは32ppbです。この値はかなり高い数値と言えます。

なので画面にあみあみが見えてしまう「スクリーンドア効果」はかなり克服できてるんじゃないかなと思います。

「arparaVRオールインワン」はPCVR化する時に有線無線両方とも対応しています。

どうやら映像圧縮映像の劣化と遅延があるそうです。

気になるポイント

ここもちょっと気になるポイントです。

Oculus Quest 2もオキュラスリンクとかエアリンクする場合、映像が圧縮されます。純粋に綺麗なPCVRコンテンツを遊びたいなら、純粋なPCVRゴーグルの方がおそらく綺麗に楽しめると思います。

またオールインワン型なのでモバイル向けのVRゲームがstand_alone状態で遊べます。

「arparaVRオールインワン」にもOculus Quest 2のOculusストアみたいな専用のVRゲームのストアがあります。ただし遊べるコンテンツあるかどうかわかりません。

「arparaVRオールインワン」はあくまでPCVRゴーグルとして運用するのが良さそうです。

「arparaVRオールインワン」のIPD・瞳孔間距離は56ミリから72ミリに対応しています。また度数調整ダイヤルがついていて眼鏡をかける必要がありません。1Dからマイナス5Dの範囲で手動調整することが可能となっています。

「arparaVRオールインワン」は2021年12月14日よりスタート販売を開始しました。

値段は599ドル日本円で約68,000円。これが超早割価格なんでしょうね。通常販売になるともっと音値段は上がると思います。

まとめ

重量わずか200g、デュアル1.03インチ マイクロ有機ELディスプレイ、解像度:片目2560×2560、3514 PPI、95°FoV、リフレッシュレート: 120hz、最大6 DoF、独自開発のメタバース(仮想空間)体験アプリケーションarparalandをお楽しみいただけます。

ARPARA GLOBAL TECHNOLOGY. LIMITEDは、次世代の超高精細没入型エンターテインメント体験の開発に専念するテクノロジー企業です。
同社の自社開発のarparaバーチャルリアリティ(VR)デバイスはシリコンベースのOLEDスクリーンとリエントラントな超短焦点近眼光学系に基づいており、高い画質と広い視野との非互換性という業界の問題を解決します。arparaは一般消費者だけでなく、「Metaverse」によって拡張された仮想シーンとデジタルアバター技術を使用している、医療、教育、アナログシミュレーション等の現場においても広く応用される。
 本社所在地:19/F, Harbour Link, 145 Hennessy Road, Wanchai, Hong Kong

ABOUT US
violet
元テレビ番組制作者。NHKでEテレやってました。窓際の時、筑波大映像制作講師を務めたことをきっかけに副業開始。雇止めされた66歳。動画制作者として撮影から完プロまでワンオペの映像制作を本格稼働しました。メタバースは完全素人。360度動画制作に強い興味を感じています。未来を信じ、感謝の気持ちを忘れないで生きていく。動画サイトもやってます。oiuy.net